t>

西武ホールディングス(HD)は26日、西山隆一郎社長(61)が最高経営責任者(CEO)に昇格するトップ交代人事を発表した。4月1日付で、後藤高志会長兼CEO(77)は代表権のない会長となる。
代表取締役を西山氏1人に絞り、スピード感ある経営体制を構築するのが狙い。両氏ともに旧第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)出身という共通のバックグラウンドを持つ。
後藤氏は、西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載問題を発端に経営危機が表面化した際に立て直しを託され、2006年に西武HD社長に就任。2023年からは会長兼CEOを務めてきた。
新体制では、グループ全体の意思決定の迅速化が期待される。西武HDはプリンスホテルや西武鉄道などを傘下に持ち、観光・鉄道事業の回復が急務となっている。
後藤氏は代表権を失うものの、引き続き会長としてグループの経験を生かした助言役を担うとみられる。西山新CEOには、コロナ禍で打撃を受けた事業の立て直しと成長戦略の実行が求められる。